お散歩

 

川沿いの道。

 


桜もようやく少し残っているという感じです。
歩いていると、ぽかぽか暖かいし、 風はふいてくるし、 小鳥はさえずり、 川の流れる音がする。黄色い花もゆらゆら揺れるの。気分はすっかり詩人のよう(笑)

 

 

川も見たいし桜も見たいので
自然に道の川寄りを歩きました。

すると発見!
風景を楽しんでいる人は、道の川寄りをキープしている!
しかも、顔がゆるんでる!!!

私ももちろん口は閉まらず、頭も傾いている。
対向車ならぬ対向人がやってくると、急に恥ずかしくなって川寄りコースをゆずる。

 

 


しばらく行き、眺めのいいところで写真を撮っていたら、あれ、対岸にいる人の動きがあやしい…

 

どうやら、土手に生えている何かを採っているようです。
二人のおばちゃん…いや、ご婦人たちが一心不乱に手をのばして何かをとっている。
なんだろうと思いつつ、余計な詮索をしないでおこうと思って通り過ぎる。

 

 


ウォーキングしてるおじさんで、 普通に歩いてるだけなのに、ものすごっく速い人がいた。
歩幅も大きく感じないし、ガンガン歩いてるって感じがしないの。
動く歩道にのって歩いてる人みたいな感じで追い越されちゃったのがおもしろくて…。

 


そんなこんなしてたら楽しくなって、もっと遠回りしました。

 


先にある橋を渡り、対岸の道を回って帰ってくるコース。

歩いてると、あれれ、まだあのおばちゃんたち、いや、ご婦人たちがいるよ。いったい何を採ってたんだろう。
せっかくだからおばちゃん、いや、ご婦人(しつこいですね。すみません)が採っているものを知りたい。
 でも声をかけるのは恥ずかしいな。

 

だんだん近づいてくると、ようやく満足したらしく、引き返すところでした。すれ違う時に確認すると、 手に下げたスーパーのビニール袋はかなりの量で膨らんでる。何か草を集めていたようです。

 

そのまま歩くと、さっきまでご婦人がいた場所まで来ました。

すると・・・わあああぁっ

 

 

 

つくしの群生地!!すごい量のつくしが所狭しと生えています!!

これか。これを採ってたのか。

でも、いや、違う。
スーパーのビニール袋の中身は緑だった・・・


   

ふとつくしのそばの葉っぱが目に入り、幼少のころの記憶が突然よみがえりました。

 

ああ、ヨモギだーーー!

 

 

幼いころ、おままごとの必需品だったヨモギ。
すりつぶしたときの緑のぐちゃぐちゃが満足感を与えてくれました。
ヨモギ団子を作るときに 菊の葉っぱとの違いを母から教わりました。

 

幼いころの記憶が懐かしくてうれしくて、つい先ほどのご婦人と同じく土手に入って摘ませてもらいました。
でも遠慮してほんの一握りだけ。


帰ったらヨモギ団子つくろうかな

散歩はめったにしないけれど、やってみると案外いいものだなあと思いました。