「ち」は「ちからたろう」
昔話、いろいろあります。
どの昔話も味わいがあって、大切にしたいと思っています。
この「ちからたろう」は絵本として大好きなお話です。
とにかくスケールが大きい。
そして話がむちゃくちゃでおもしろい。
* * *
桃太郎にしても一寸法師にしても奇想天外なところから主人公は生まれますが、
なんと、力太郎はおじいさん、おばあさんのあか(こんび)から生まれます。
初めて入ったお風呂だかなんかで、出るわ出るわ、大量のこんび(あか)。(ウヒョー)
なんと、そのこんびをこねて人形を作っちゃうおじいさんとおばあさん(笑)
作った人形がいきなり話し出して、ご飯をせがみます。
まあ、食べるわ食べるわ、すごい勢いで食べて、
でっかい力太郎に成長するわけです。
鬼退治に行くのですが、
その途中で出会った「石こ太郎」
・・・どでかい石を転がしながら来るのです。
もう一人「みどうっこたろう」
・・・御堂を背中に担いで来るのです。
どんがらがっしゃん、どんがらがっしゃん、、、、
歩くだけでもにぎやかです。
その3人が鬼を退治し、娘さんを助けるというお話。
効果音といい、話の設定といい、なんともスケールが大きくて、ユーモアがあります。
絵本は、いまえ よしとも作、たしま せいぞう絵です。
お子さんが小さくて、しかも元気なお子さんだったら
読み聞かせにお勧めです。
ぜひ図書館かなんかで探してみてください。
ああ、こんな話をしていたら、「王さまと九人のきょうだい」も読み返したくなりました。次はこのお話について描きたいです!
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というわけで今日は「ちからたろう」でした。